2012年5月3日木曜日

NOVO - 白い森(1973)



まず、70年代の日本にこれほど洗練されたグループが存在した事に驚愕!
そして改めて、音楽的に充実していた「本物」の時代だったことを実感した。

この曲は、私がさんざん感じてきた(いる)現代音楽への失望すら忘れ、
本物の時代への懐かしさと憧れだけを感じながら、幾度もリピートできる数少ない作品。

少々大袈裟かもしれないが、そこまで言わしめるほどの珠玉の名作だと思う。

1950年代~60年代の世界的ボサノヴァブームにより、日本でもブラジル音楽の認知が広がりながらも
この曲は当時ほとんど売れなかったそうだ。
それは世界レヴェルで完成され過ぎていたからなのか…。いわゆる早すぎたという事か。
しかし40年ほど経った今。色褪せるどころか他を凌駕するほどの輝きを放つ。
この曲を聴いて心が揺さぶられない人は、もう地球人をやめたほうがいい。
そこまで言い切る今日この頃。

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