2012年10月22日月曜日

真木悠子 - 明日の海が見える(1976)


最近やさぐれてしょうがない。

普通の人がこういう時は、「気分転換」なるものをするらしいのだが、
自分は、自らどっぷりと深く堕ちていこうとします。

さて、ずいぶん更新していなかったブログだが、
ブログには厳選したものだけを載せていきたいという思いがあり、
なかなかそう思える曲と気分がリンクしなかったのだ。

今回のこの曲は、フランスの作家セバスチアン・ジャプリゾ原作のミステリー「新車の中の女」
 (「殺意の週末」という題名で映画化もされている)を 浅丘ルリコ主演でテレビドラマ化されたもの
に挿入歌として使われていたもの。 作詞は石坂浩二だ。
 ドラマの主題歌はメロディーはこのまま「白い旅」として、 浅丘ルリ子のナレーションと
真木悠子のスキャットだけの作品。 これに石坂浩二の詞を付けたのが、
この「明日の海が見える」でB面に収録。

何度聞いても、物悲しい情景が目に浮かぶ。
やはりこの頃の楽曲というのは、色気があっていい。
 こういう世界観の中で生きていきたい。
この感覚がわかる人が、あまりいないのが残念ではあるが…。

 あゝ、今宵も孤独の深淵に沈吟しよう…。